伊深 信哉
登録番号: | 日本税理士会連合会 102158 号 |
所 属: | 東京税理士会 |
所 在 地: | 東京都港区西新橋1-18-14第二須賀ビル7階 |
税理士は、経営者の良き相談相手としての
対価であった方が、利得がある。
「勝ち負け」に責任をもつ。経営者の「用心棒」が描く税理士の未来
資源があっても知恵がなければ、お金に変えられない
税理士になる前は、仕事探しになかなか苦労しました。当時は最後のベビーブーム時代で就職難だったから、本当に仕事が無くて。そうしたなかでなんとか入れたのが、消費者金融の会社。そういう会社しか入ることができなかったんです。借金の取り立てのような仕事をしていて、常に「このままでいいのだろうか?」という不安があって。
そんな仕事を続けるのもつらくて、その後はバックパッカーになり3年ほど海外を放浪しました。ユーラシア大陸やアフリカ、南米など、ほとんど世界一周に近いぐらいさまざまな国を見て回った。
そこで気づいたことはたくさんありますが、一番強烈に心に残ったことがあって。世界中を回ると、当然ながら富める国と、貧しい国に分かれるんです。でも貧しい国では石油やゴムなど、天然資源には恵まれてるのに、富める国になっていない場合もある。何でだろうと考えたとき、それをお金に変える知恵、知識がないからなんですよね。
その気づきはすごく大きかった。「自分も勉強してまともな仕事につかなきゃ」と思ったのは、貧しい国を見てきたから。当時の自分も含めてですが、貧しい国は本当に、知識がなければ向上心もない人が多かった。
それで日本に帰ってきて、地に足のついた仕事を探し始めたのが26歳のころ。アルバイトをやりながら簿記1級を取って、税理士事務所に入ることができたんです。
税理士が「使命」を果たす時代が来た
税理士に依頼する業務と聞いて、何を思い浮かべるでしょう。帳簿の作成、給与計算、各種申告業務などが一般的ですね。
しかし、本当に経営者が税理士に求めていることなのでしょうか?
確かに、昔は、現代のようにデジタル化されてなかったので、全て手作業でした。中小企業等にとっては大変な労力ですし、書類作成もある程度の知識が無ければ困難でしたので外部に委託するしか方法がなかったのです。
最近ではe-Taxで、ご自分で申告する方も多いです。ですが、昔ながらの帳簿や申告書類の作成業務が、今でも税理士と契約する理由になっているのには訳があります。「良くわからないから」「経理などの担当者が辞めると面倒だから」「人件費より安いから」などなどです。
しかし、中小企業において税理士にかけられるコストには限りがあります。それを事務作業のアウトソーシング代とするのはもったいなく感じます。税理士は、経営者の良き相談相手としての対価であった方が、利得があるからです。
従って、帳簿作成や給与計算などは自動化すれば良いのです。システムですから、忘れませんし、辞めもしない。その上バージョンアップという成長もします。
税理士という職業が誕生してから、現代のデジタル化した社会で、やっと「使命」が果たせることができる事となった、まだこれからの職業であると考えます。
知恵や経験がより評価される
国が、「デジタル庁」を創設する指針を明言しました。税理士も今後は、事務的な作業から解放され、もっと知識や経験が付加価値となっていくでしょう。
例えば補助金や助成金のなかでも、知られていないだけで活用できる制度はたくんあります。たとえば、コロナ関連の助成金・補助金も数多く対応しました。
申請する際、「こういった中小企業にこそ、補助金が必要なんですよ」って何回もしつこくやり取りします。そういう手間を省いちゃいけない。やっぱり相手は機械じゃなくて人間なので、ときには感情に訴えることも大切です。
たしかに手間は何倍もかかるかもしれないけど、それでお金が補填されて救われる会社は多くある。
でも、そういう制度を使ってほしい層には、情報が届かない。本当はその人たちのために用意されているプラットフォームなのに、お金がないから知りえない。それをできていない行政にも問題はあるかもしれません。
そこで、起業したい人にとって有益な知識やノウハウを、デジタルを駆使して伝えていくようなプラットフォームを作るのが理想ですね。お金も大事ですが、まずは知識を与えていきたいです。
経営者こそ、一番働くスタンスを大事に
僕の哲学として、仕事っていうのはすごく大切なもので、自分の背骨のようなもの。仕事を一生懸命にやっていれば、変な投資話とかに飛びつかないで済む。そのうえ、報酬と程よい疲れを与えてくれるんです。
だからこそ、「経営者だ」とふんぞり返って、人をコマで使うのではなく、自分がよく働き、自分が一番金を稼ぐというマインドが、会社として絶対につぶれない。経営者が一番働く会社が成長するのは、何件も顧問先の方を支援した経験から知っています。
最会社が傾いて、従業員に払う給与もぎりぎりになったり、オフィスの賃料を払うぐらいしか余裕がなくなったとしても、社長自身がいい商品であれば、理論上はつぶれない。
中小企業は、すごく儲かる必要はない。長生きすることが大切なんです。
長生きをしていれば、金は後からついてくる。一番大きいのは信用。取引先や仕入先からはもちろん、金融機関からも含め、いろいろな意味での信用が付随してくる。
そうやって長く生きるなかで数をこなしていけば、経営者としての腕も磨かれる。自分の会社に合った、自分なりの経営手法というのが見えてきます。
だからまずは、いろいろ失敗しながらも行動し続けることが大事ですし、そうできるようサポートするのが我々の使命だと思っています。会社経営で少しでも困ったら、お気軽にご相談いただけるとうれしいです。
事務所概要
- 事務所規模 : 税理士 1 名 従業員 3 名
- 顧問数 : 60件
- 税理士登録年 : 2005 年
- 得意分野 : 会社設立・顧問税理士・事業承継・資金調達
- 専門業種 : 飲食・貿易・医療・小売
- 対応会計ソフト : TKC・freee・弥生会計
-
提案力
-
レスポンス
-
会計指導
-
節税対策
-
融資支援
-
経験値
-
親しみ
-
専門特化
-
税務調査
-
経営相談
- 目安費用 : 月次顧問料 55,000 円~/決算申告料 165,000 円~
- 相談ツール : 電話・メール・ChatWork・Slack
- 面談ツール : 電話・ZOOM・GoogleMeet
- 対応地域 : 東京・神奈川・千葉・埼玉